5月3日の米国株式市場は続伸。
4月の雇用統計で非農業部門雇用者数は17万5千人増加と市場予想の24万人増加を下回った。3月改定値は31万5千人増。
失業率は3.9%と3月の3.8%および市場予想の3.8%よりも悪化した。
平均時給は前年同月比3.9%上昇と、3月の4.1%上昇および市場予想の4.1%上昇よりも低下した。
これらを受けて、利下げ先送り観測が後退し、金利が低下、株式は買われた。
アムジェンは開発中の肥満症治療薬「マリタイド」の臨床試験について、CEO(最高経営責任者が自信を見せたことで大幅高となった。
アップルは増配と自社株買いを発表したことで買われた。
アップルは毎年この時期に900億ドルの自社株買い枠を発表していたが、今年は1,100億ドル(約16兆8,300億円))と過去最大規模に拡大した。
増配は12年連続。
エヌビディアとAMDも上昇。
NYダウ工業平均は前日比450ドル(1.18%)高の38,675ドル。ナスダック総合指数は前日比315ポイント(1.99%)高の16,156。S&P500指数は前日比63ポイント(1.26%)高の5,127。
NYダウ採用銘柄はアムジェン、アップル、マイクロソフトなどが買われ、マクドナルド、アメリカン・エキスプレス、JPモルガン・チェースなどが売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。