5月31日のNYダウは4日ぶりに反発。
4月の個人消費支出(PCE)デフレーターは前年同月比2.7%上昇で、伸び率は3月と同じで、市場予想とも一致した。
一方、個人消費支出は前月比0.2%増(3月改定値0.7%増)と市場予想の0.3%増を下回った。
支出鈍化により、価格上昇が抑えられるという読みが働き、金利が低下した。
NYダウは前日までの3日間で958ドル下落していたため、週末の買い戻しも入り、取引終了にかけて上げ幅を拡大した。
セールスフォースが反発し、ユナイテッドヘルスやエクソン・モービルが上昇。
一方、デルは第2四半期の見通しがアナリスト予想に届かず大幅安となった。
ナスダックは売られていたが、終盤に前日終値水準に戻した。
エヌビディアは小幅続落。アマゾンとブローコム、スーパーマイクロコンピュータが売られた。
インテルが買われ、バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティクスが高い。
NYダウ工業平均は前日比574ドル(1.51%)高の38,686ドル。ナスダック総合指数は前日比2ポイント(0.01%)安の16,735。S&P500指数は前日比42ポイント(0.80%)高の5,277。
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、ユナイテッドヘルス、ボーイングが上昇し、アマゾンとキャピタラーは下落した。上昇は28銘柄、下落は2銘柄。