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概況/米国市場2024年6月22日

6月21日のNYダウは4日続伸。ナスダックは続落。中国ファーウェイ幹部の発言でエヌビディアは続落

6月21日のNYダウは4日続伸。ナスダックは続落。
NYダウは朝方122ドル高となったが、伸び悩み、もみ合いとなった後、小幅高で取引を終えた。
中国ファーウェイ幹部の発言を受け、ナスダックでエヌビディアが売られたことが重石となった。

マクドナルドは節約志向を強める消費者を呼び戻す戦略の一環として、25日から5ドル(約790円)のセットメニュー販売を開始することで買われた。

ブリストル・マイヤーズ スクイブは大腸がん治療薬が承認された。

2007年のサブプライム住宅ローン問題と2008年のリーマン・ブラザーズの破綻による金融危機を受けて、大手銀行は規制当局に対して破綻処理計画を定期的に提出することが義務付けられている。
「リビングウィル(生前遺言)」と呼ばれる書類で、経営破綻後の事業整理の道筋についての計画書だが、JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスは「不備」があると指摘され、改善を命じられたため売られた。

ナスダックではエヌビディアが続落となり、時価総額首位はマイクロソフトとなった。
中国の通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の幹部が21日、基本ソフト(OS)や人工知能(AI)など様々な分野で画期的な成果を上げ、欧米企業の3倍の速度で進展を遂げたと述べ、ファーウェイのAI向け半導体「アセンド」は、米エヌビディアの製品に次いで2番目に人気があると語った。

こうした中国の台頭を受け、米政府高官が近く、オランダの半導体製造装置メーカーのASMLと東京エレクトロンを訪問し、中国での活動にさらなる制限を設けるよう要請する予定と報じられている。

NYダウ工業平均は前日比15ドル(0.04%)高の39,150ドル。ナスダック総合指数は前日比32ポイント(0.18%)安の17,689。S&P500指数は前日比8ポイント(0.16%)安の5,464。

NYダウ採用銘柄はマクドナルド、ナイキ、アマゾンなどが買われ、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、アップルなどが売られた。上昇は17銘柄、下落は12銘柄。

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