6月3日のNYダウは反落し、中盤に439ドル安となったが、後半は下げ幅を縮めた。
5月のISM製造業景況指数が48.7と4月の49.2から低下し、市場予想(49.6)に反した。
キャタピラーやホームデポなど景気敏感株が売られ、エクソン・モービルなど石油株も安い。
デルは続落。
一方、ゲームストップが買われ、ボーイングが上昇。
ナスダックは反発。金利が低下したため、高PER銘柄のハイテク株に買いが入った。エヌビディアが反発し、マイクロンテクノロジーやアームが上昇。
AMDは反落した。AMDは、エヌビディアが独占する収益性の高い人工知能(AI)用半導体市場に食い込もうと新型AI用半導体「MI325X」を10~12月(第4四半期)にリリースすると明らかにした。
AMDはAIアクセラレーターの今年の売り上げ目標を40億ドル(約6,300億円)としたが、エヌビディアはデータセンター部門だけで、年間売上高は1,000億ドルを超えているため、AMDの売上高はまだ小さいと受け止められた模様。
NYダウ工業平均は前日比115ドル(0.30%)安の38,571ドル。ナスダック総合指数は前日比93ポイント(0.56%)高の16,828。S&P500指数は前日比5ポイント(0.11%)高の5,283。
NYダウ採用銘柄はシェブロン、ダウケミカル、トラベラーズなどが売られ、ボーイングやメルク、アマゾンなどが買われた。上昇は13銘柄、下落は16銘柄。