7月11日のNYダウは続伸。S＆P500とナスダックは8日ぶりに反落。
6月の消費者物価指数が前月比0.1％低下となり、前月比で2020年5月以来のマイナスとなった。市場予想は0.1％上昇だった。
前年同月比では3.0％上昇となり、5月の3.3％上昇から鈍化し、市場予想の3.1％上昇を下回った。

NYダウは前日に429ドル高となったため利食い売りで反落して始まったが、FRBによる9月の利下げ期待ですぐに切り返し、一時154ドル高となった。しかし、ハイテク株が売られたことが重石となり、上げ幅を縮めた。

利下げ期待でホームセンターのホームデポや小売のターゲットが買われた。

一方、利食い売りでエヌビディア、メタ・プラットフォームズが下落し、ナスダックは反落となった。

テスラは8月に予定していた自動運転タクシー「ロボタクシー」の発表を10月に延期すると報じられ、下落した。

日銀による為替介入で円相場は一時1ドル＝157円44銭となった。

NYダウ工業平均は前日比32ドル(0.08％)高の39,753ドル。ナスダック総合指数は前日比364ポイント(1.95％)安の18,283。S＆P500指数は前日比49ポイント(0.88％)安の5,584。

NYダウ採用銘柄はホームデポやマクドナルド、3Mなどが買われ、インテルやマイクロソフト、アマゾンなどが売られた。上昇は19銘柄、下落は11銘柄。