7月12日のNYダウは3日続伸で、5月17日以来の4万ドルとなった。
S＆P500とナスダックは反発
6月の生産者物価は前年同月比2.6％上昇と5月改定値の2.4％上昇と市場予想の2.3％上昇を上回ったが、7月のミシガン大学消費者信頼感指数が66.0と6月の68.2と市場予想の68.1を下回ったことや1年先のインフレ期待が2.9％上昇と前月の3.0％上昇から低下した。
9月利下げ期待から金利が低下し株式は買われた。

イーライ・リリーはUBSが目標株価を910ドル→1,100ドルに引き上げた。
糖尿病治療薬のマンジャロは1回当たりの推定薬価が第1四半期の410ドルから第2四半期には450ドルに上昇すると解説。

大手銀行のウェルズ・ファーゴは預金金利の上昇で利ざやが縮小し、4～6月期の純利益が前年同期比1％減だったため売られた。

ナスダックではテスラが反発。みずほ証券は「中立」継続だが、目標株価を180ドル→230ドルに引き上げた。第2四半期の販売台数が予想を上回ったことが理由。
リヴィアン・オートモーティブも「中立」継続で、11ドル→15ドルに引き上げた。テスラと同様に第2四半期の販売が予想を打回ったことが理由。

NYダウ工業平均は前日比247ドル(0.62％)高の40,000ドル。ナスダック総合指数は前日比115ポイント(0.63％)高の18,398。S＆P500指数は前日比30ポイント(0.55％)高の5,615。

NYダウ採用銘柄はインテル、IBM、アムジェンなどが買われ、JPモルガン・チェースやメルク、ボーイングなどが売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。