7月16日のNYダウは5日続伸。
6月の小売売上高は前月比横ばいだったが、市場予想の0.3%減を上回ったため消費は底堅いと受け止められた。
トランプ前大統領が返り咲いた場合、減税を行うのではないかという観測も株価を押し上げた。
医療保険のユナイテッドヘルスは調整後1株利益がアナリスト予想を上回ったことで買われた。
金融のチャールズ・シュワブは急落した。CEO(最高経営責任者)が今後は顧客の預金を保管する上でオフバランスシートの取り決めに一段と依存する計画だと述べたため、事業縮小がマイナス視された。
ナスダックは3日続伸。
トランプ氏はEV税額控除の廃止を主張していたが、イーロン・マスク氏がトランプ氏を支援する政治団体に毎月4500万ドル、日本円で71億円を献金する予定で、トランプ氏が銃撃された直後にトランプ支持を表明したため、テスラは買われた。
反面、エヌビディアやAMDなどの半導体関連は売られた。
NYダウ工業平均は前日比742ドル(1.85%)高の40,954ドル。ナスダック総合指数は前日比36ポイント(0.20%)高の18,509。S&P500指数は前日比35ポイント(0.64%)高の5,667。
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルス、キャタピラー、ボーイングなどが買われ、メルクやマイクロソフト、インテルなどが売られた。上昇は26銘柄、下落は4銘柄。