7月24日の米国株式市場は続落。
テスラやアルファベットが決算発表で売られたため、今後の他の企業の決算発表も警戒された。
テスラは2四半期連続の減益で大幅安となり、アルファベットは増益決算でアナリスト予想を上回ったが、動画投稿サイト「YouTube」の広告収入がアナリスト予想に届かなったことで売られた。
クレジットカードのビザは4~6月期が増収増益だったが売上高が若干アナリスト予想を下回ったために下落した。
フィラデルフィア連銀が発表したデータで、1~3月はクレジットカード残高の約2.6%が支払期日を60日過ぎていた。返済期限を過ぎた分が占める割合が、データでさかのぼれる2012年以降で最高となったことも警戒された模様。
軍需産業のロッキード・マーチンは国防総省へのF35戦闘機の納入が予定より早く再開したことを受け、売上高見通しを引き上げたことを受けて買われた。
ナスダックではエヌビディアとAMDなどの半導体関連の下げが目立った。
ロイター通信が、日銀は来週の金融政策決定会合で、利上げを検討するとともに向こう数年間に債券購入額をほぼ半減させる計画を公表する可能性が高いと報じた。
自民党の茂木敏充幹事長は「日本経済の再生によってまずは強い日本を作る。それによって強くて安定した円を作っていくということが必要だ」と語った。
これらを受けて、円相場は一時1ドル=153円10銭台まで上昇した。
NYダウ工業平均は前日比504ドル(1.25%)安の39,853ドル。ナスダック総合指数は前日比654ポイント(3.64%)安の17,342。S&P500指数は前日比128ポイント(2.31%)安の5,427。
NYダウ採用銘柄はビザ、インテル、マイクロソフトなどが売られ、ジョンソン&ジョンソン、ベライゾン、コカコーラなどが買われた。上昇は9銘柄、下落は21銘柄。