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概況/米国市場2023年8月11日

8月10日の米国株式市場は小反発。消費者物価は予想を下回ったが、30年国債入札が低調で金利上昇

8月10日の米国株式市場は小反発。
7月の消費者物価が前年同月比3.2%上昇と6月の同3.0%上昇から拡大したが、市場予想の3.3%上昇は下回った。
これを受け、金融引き締め長期化への警戒感が後退し、NYダウは朝方455ドル高となったが、30年物国債の入札が低調で金利が上昇したため、伸び悩んだ。

「マイケル・コース」や「ヴェルサーチェ」などを手がけるカプリ・ホールディングスは、「コーチ」や「ケイト・スペード」などを展開するタペストリー社が買収すると発表したため急騰した。

ディズニーは人員削減や動画配信でコンテンツの一部を削除したことよる減損費用の計上で4~6月期決算が赤字だったが、動画配信のディズニープラスを10月から約3割値上げすると発表し、株価は反発した。

ナスダックではテスラが反発し、スーパー・マイクロ・コンピュータが続伸したが、半導体のマイクロンテクノロジーは4日続落となった。

NYダウ工業平均は前日比52ドル(0.15%)高の35,176ドル。ナスダック総合指数は前日比15ポイント(0.12%)高の13,737。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)高の4,468。

NYダウ採用銘柄はディズニー、インテル、セールスフォースなどが買われ、ゴールドマン・サックスやナイキ、ジョンソン&ジョンソンなどは売られた。上昇は16銘柄、下落は14銘柄。

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