8月2日の米国株式市場は下落し、NYダウは4日ぶりに反落、ナスダックは続落。
格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の長期外貨建て発行体格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたことを受けて、金利が上昇し、株式は売られた。高PER銘柄のハイテク株が売られたため、ナスダックの下落率は大きかった。
NY証券取引所では、データ分析企業のパランティアテクノロジーズやコマース・プラットフォームのショッピファイ、AI関連のシースリー・エーアイが売られた。
ドラッグストアのCVSヘルスや医療保険のヒューマナといった不況抵抗力のあるディフェンシブ株は買われた。
ナスダックではAMDやエヌビディア、テスラ、マイクロソフト、アマゾン、メタプラットフォームズ、アルファベットが下落した。
かたや、バイオ医薬品のバーテックス・ファーマシューティカルズは上昇。
NYダウ工業平均は前日比348ドル(0.98%)安の35,282ドル。ナスダック総合指数は前日比310ポイント(2.17%)安の13,973。S&P500指数は前日比63ポイント(1.38%)安の4,513。
NYダウ採用銘柄はインテル、ディズニー、ボーイングなどが売られ、ウォルグリーン、ジョンソン&ジョンソン、IBMなどは買われた。上昇は8銘柄、下落は22銘柄。