8月26日の米国株式市場は、9月の利下げ期待でNYダウは7月17日に付けた終値ベースの最高値(4万1,198ドル)を1カ月ぶりに更新した。
朝方に244ドル高となったが、28日に決算発表を控えるエヌビディアが反落したため、NYダウは伸び悩み、一時34ドル安となった。
アフリカのリビアは、東部トブルクを拠点とする勢力が、東部地域の油田を閉鎖し、生産と輸出を停止すると発表した。中央銀行の総裁人事を巡り、首都トリポリの暫定政権側と対立が生じていることが背景。
これを受けて、原油先物が大幅に3日続伸となり、エクソンモービルが買われた。
ナスダックは反落。エヌビディアが売られた影響で、AMDやスーパー・マイクロ・コンピュータ、ブロードコムも安い。
NYダウ工業平均は前日比65ドル(0.16%)高の41,240ドル。ナスダック総合指数は前日比152ポイント(0.85%)安の17,725。S&P500指数は前日比17ポイント(0.32%)安の5,616。
NYダウ採用銘柄は3M、コカコーラ、ディズニーなどが買われ、インテルやアマゾン、ボーイングなどは売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。