8月30日のNYダウは続伸。
9月2日のレイバーデーの祝日による3連休を控え、持ち高調整の売りが出て、中盤に反落したが、終盤は切り返した。
ナスダックは3日ぶりに反発。中盤に小幅安の場面があったが、後半は反発を強めた。
ナスダック上場でNYダウ採用銘柄のインテルが大幅高。
経営不振が続く中で企業の合併や半導体受託生産(ファウンドリー)事業の分離などを検討していると報じられた。
ブラジルやメキシコなどでモバイル銀行を提供しているヌー・ホールディングスがNY証券取引所で売買代金トップの大商い。
ブラジルの既存の銀行は高い貸出金利と法外な手数料を取っている。口座手数料は最大で月額10ドル、クレジットカードの年会費は低くても20ドル。さらに、不正利用の防止・損害賠償からショートメッセージによる通知まで、さまざまなサービスで月額利用料をとっている。
それに対して、デジタル銀行(モバイル銀行)の「ヌーバンク」は口座手数料は無料で、クレジットカードの年会費も無料のため、急成長している。
ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイは、ヌー・ホールディングスが2021年12月にNY証券取引所に新規上場した時から投資していたが、今年8月時点で1億700万株以上の株式を保有し、ポートフォリオの中で所有株数はトップ10に入った。
ナスダックではエヌビディアが反発し、テスラが買われた。
NYダウ工業平均は前日比228ドル(0.55%)高の41,563ドル。ナスダック総合指数は前日比197ポイント(1.13%)高の17,713。S&P500指数は前日比56ポイント(1.01%)高の5,648。
NYダウ採用銘柄はインテル、アマゾン、IBMなどが買われ、セールスフォース、アメリカン・エキスプレス、アップルなどは売られた。上昇は26銘柄、下落は4銘柄。