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概況/米国市場2023年8月5日

8月4日の米国株式市場は反発して始まったが後半に下落

8月4日の米国株式市場は反発して始まったが後半に下落した。NYダウは3日続落、ナスダックは4日続落。
7月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比18万7千人増と市場予想の20万人増を下回った。
平均時給は前年同月比4.4%上昇と前月と同じ上昇率で市場予想の4.3%上昇を上回った。

シカゴ連銀の総裁が、深刻な景気後退を招くことなく、インフレを鈍化させることが可能という考えを示し、格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債格下げが何ら変化をもたらすとは考えていないと述べた。

NYダウは一時290ドル高となったが、アップルの下落や平均時給の高止まりを受けて、インフレ圧力の後退に時間が掛かるという見方から、後半は売りに押された。

アップルは4~6月期決算が3四半期連続の減収となったことで売られた。
モバイル決済サービスのブロックは7月の粗利益の伸び率が失望され大幅安となった。

ナスダックでは、アップル(ナスダック上場でNYダウ採用)の他に、テスラやネットワークセキュリティのパロアルトネットワークが売られた

一方、アマゾンは4~6月期の営業利益が前年同期比2.3倍となったことで買われた。

NYダウ工業平均は前日比150ドル(0.43%)安の35,065ドル。ナスダック総合指数は前日比50ポイント(0.36%)安の13,909。S&P500指数は前日比23ポイント(0.53%)安の4,478。

NYダウ採用銘柄はアップルやキャタピラー、3Mなどが売られ、アムジェンやインテル、ディズニーなどが買われた。上昇は7銘柄、下落は22銘柄。

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