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概況/米国市場2024年9月12日

9月11日の米国株式市場は上昇。NYダウは序盤に743ドル安となったが、エヌビディアのCEO講演で切り返した

米国の8月の消費者物価指数が前年同月比2.5%上昇と、7月の2.9%上昇から鈍化し、市場予想の2.6%上昇も下回ったため、9月17日と18日に開催されるFOMCでの利下げ幅は0.5%ではなく、0.25%にとどまるという見方が強くなった。

そのため、NYダウは続落で始まり、序盤に743ドル安の3万9,993ドルと一時4万ドルを下回った。
ただ、エヌビディアに買いが入ったことをきっかけに、ナスダックやNYダウなど主要3指数は下げ幅を縮め、ナスダックは3日続伸となり、NYダウは終盤に反発に転じた。

エヌビディアは3日続伸。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が、ゴールドマン・サックス主催のTMT(テクノロジー・メディア・通信)コンファレンスで講演し、次世代人工知能(AI)半導体「ブラックウェル」に対しては旺盛な需要があると説明したため買われた。

NYダウ工業平均は前日比124ドル(0.31%)高の40,861ドル。ナスダック総合指数は前日比369ポイント(2.17%)高の17,395。S&P500指数は前日比58ポイント(1.07%)高の5,554。

NYダウ採用銘柄はアメリカン・エキスプレス、インテル、アマゾンなどが買われ、トラベラーズやP&G、ユナイテッドヘルスなどは売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。

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