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概況/米国市場2024年9月21日

9月20日のNYダウは小幅続伸。S&P500とナスダックは小反落。ナイキとインテルは上昇。フェデックスは大幅安

9月20日のNYダウは小幅続伸。S&P500とナスダックは小反落。
ウォラーFRB理事が「雇用市場が悪化すれば、再び0.50%の利下げの検討あり得る」と発言した。
一方、17日~18日のFOMCで0.5%の利下げに反対したボウマン理事は、「通常より大きな政策行動は、物価安定の責務における時期尚早な勝利宣言と解釈されかねない」「慎重なペースで動くことが、インフレ率を2%目標まで引き下げる上でさらなる進展を確実にすると考える」と説明した。

ウォラーFRB理事の発言は好感されたが、週末要因で上値は重たかった。

スポーツ用品大手ナイキは、ジョン・ドナホー最高経営責任者(CEO)が来月退任し、後任として元幹部のエリオット・ヒル氏を指名したと発表したことで買われた。
ジョン・ドナホー氏はEC企業のイーベイのCEOの後、IT企業のサービスナウのCEOを務め、2020年にナイキのCEOに就任した。
畑違いからCEOになったドナホー氏に対して、ヒル氏はナイキを熟知していると就任が歓迎された。

物流のフェデックスは通期利益見通しの上限を下方修正し、大幅安となった。

ナスダックではエヌビディアとテスラが反落。

半導体のインテルはクアルコムが買収を打診したとウォールストリート・ジャーナルが報じたことで買われた。クアルコムは財務負担が警戒され下落した。

NYダウ工業平均は前日比38ドル(0.09%)高の42,063ドル。ナスダック総合指数は前日比65ポイント(0.36%)安の17,948。S&P500指数は前日比11ポイント(0.19%)安の5,702。

NYダウ採用銘柄はナイキ、インテル、IBMなどが買われ、ダウケミカルやキャタピラー、ゴールドマン・サックスなどが売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。

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