パウエルFRB議長が9月30日に全米企業エコノミスト協会の年次会合で講演し、「経済がおおむね予想通り進展すれば、政策は時間とともにより中立的なスタンスへと移行する」「FRBは急激な利下げを急いでおらず、データに基づいて判断する」と発言した。
これを受けて、NYダウは一時383ドル安となったが、月末のポジション調整の買いが入り、終盤戻した。
ボーイングは賃金の労使交渉が中断し、次回以降の交渉日程が未定としたため、ストライキが長引くという懸念から売られた。
アップルはオープンAIへの投資を取りやめたと報じられた。
株価が上昇したのは、JPモルガンが最新の「iPhone」のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)からは、初期に見られた「Pro」モデルの需要低迷が「修正され始めている」ことが示唆されると報告したことが注目された模様。
NYダウ工業平均は前日比17ドル(0.04%)高の42,330ドル。ナスダック総合指数は前日比69ポイント(0.38%)高の18,189。S&P500指数は前日比24ポイント(0.42%)高の5,762。
NYダウ採用銘柄はアップル、ホームデポ、シェブロンなどが買われ、ボーイングやインテル、ナイキなどは売られた。上昇は16銘柄、下落は14銘柄。