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コラム2022年8月24日

【本日のマーケット】8月24日(水)

8月24 (水)のマーケット                                                                   

8月23日の米国株式市場は3日続落。8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)は45と7月改定値の47.7から低下した。7月の新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で12.6%減の51万1千戸と、市場予想の57万5千戸を下回った。経済指標の悪化で、金融引き締め圧力の緩和が期待され、NYダウは上昇した場面もあったが、景気悪化が警戒され、すぐに売りが優勢となった。ツイッターは元セキュリティー責任者が、個人データ取り扱いには深刻な欠点があったと内部告発したことで売られた。サウジアラビアのエネルギー相が主要産油国の減産の可能性を示唆したと報じられ、NY原油先物が上昇したため、石油株は買われた。NYダウは前日比154ドル(0.47%)安の32,909ドル。ナスダックでは、ネットワークセキュリティー対策ソフトのパロアルトネットワークスは5~7月期が黒字転換したことで大幅高となった。ビデオ会議サービスのズーム・ビデオは通期見通しを下方修正したことで急落。NASDAQ総合指数は前日比0.2ポイント(0.00%)安の12,381。S&P500指数は前日比9ポイント(0.2%)安の4,128。

日経平均は5日続落となった。プライム市場では、レーザーテックと東京エレクが売られ、任天堂が安い。前日買われたエアトリやJALなどのインバウンド関連も反落した。一方、経産省が原発計7基の再稼働を目指す方針と報じられ、東電や東京エネシス、日本製鋼所などの原発関連が買われた。防衛省による来年度予算案の概算要求が過去最大で、三菱重工や川崎重工、IHIも物色された。日本触媒はBofA証券による2段階引き上げが話題に。日野自動車が反発。

スタンダード市場では、セイファートは反落し、光・彩は信用取引の規制強化で売られた。ケイブは9日ぶりに反落。協和コンサルが乱高下。一方、グローバル社はSBIの子会社になることでストップ高。原発関連として木村化工機と助川電気が上昇。フジタコーポや鈴与シンワが高い。

グロース市場では、アクリートやANYCOLOR、EDP、M&A総研が買われた。坪田ラボは「愛情ホルモン」オキシトシンの作用によって、イヌが情動の涙を流すことを共同研究で発見したことが材料視された。半面、FLNやサスメド、ココペリ、ストリームメディアが安い。

チャート上では上下にヒゲを伴う陰線。5日続落となり、この期間の調整幅は900円超まで拡大。パラボリックも陰転となり、25日移動平均線(2万8,181円)がサポートラインとして機能するか注目される。

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注目記事 Pick up
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季節習性で迫る「ジャクソンホール後」
日本証券新聞8月25日(木)紙面1面TOP記事掲載

野村は弱気だが… 「8月末→年末」9勝1敗、平均10.5%高

24日の日経平均は5日続落。ちょうど半年前、2月24日以来の今年最長タイ記録だ。引き続き25日からのジャクソンホール会議への警戒感が上値を抑える格好となった(パウエル議長講演は日本時間26日午後11時から)。

この手の市場注視のイベントの場合、相場の反応はとかく逆の目に出がち。今回のように事前の下げを経ていれば「出尽くし、アク抜け、反転高」を期待したいところだが、野村証券の23日付ストラテジーレポートがちょっとした話題を呼んでいる。「ジャクソンホール後の2つの株安シナリオ」のタイトルの通り、全般相場に弱気スタンスを示したためだ。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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8月24日(水)☆[概況/大引け]

5日続落。半導体関連と任天堂が売られ、原発関連と防衛関連は買われた

大引けの日経平均は139円安の2万8,313円、TOPIXは4ポイント安の1,967ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,006、下落銘柄数は734。出来高は10億2,293万株、売買代金は2兆2,916億円。
日経平均は5日続落となった。

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