大引けの日経平均は104円安の2万8,091円、TOPIXは5ポイント安の1,963ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は600、下落銘柄数は1,161。出来高は13億3,218万株、売買代金は3兆2,722億円。
NY連銀のウィリアムズ総裁が、高インフレに対処するため、来年に利下げが実施される可能性は低いという認識を示し、米国株式が3日続落となったため、日経平均も反落した。
商船三井などの海運株が軟調で、欧米の金融引き締めによる需要減速観測でNY原油先物が大幅反落となったため、INPEXや三井物産も反落した。
「スシロー」運営会社のFOOD&LiFEは「デイリー新潮」が「マグロ偽装」疑惑を報じたため下落した。
岸田首相が新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、9月7日から1日当たりの入国者数の上限を現行の2万人から5万人に引き上げると発表したため、日本航空や三越伊勢丹などのインバウンド関連は物色された。
eギフトのギフティ(4449)はホテル宿泊券もギフトとして送ることができるが、東京都が都民に対して都内旅行を割り引く「都民割」を9月1日から再開するため、プレゼント需要が増えると期待され、上昇した。
再生可能エネルギー関連のレノバが堅調。
京セラは稲盛名誉会長の死去で相続税評価が確定するため、今後は相続税軽減に向けた株価抑制が不要になるという思惑で買いが入った。
業種別下落率上位は鉱業、石油、卸売、海運、鉄鋼で、上昇率上位は空運、保険、陸運、サービス、ガラス土石。(W)