大引けの日経平均は430円安の2万7,661円、TOPIXは27ポイント安の1,935ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は196、下落銘柄数は1,607。出来高は11億42万株、売買代金は2兆7,170億円。
米国株4日続落を受けて日経平均は続落となった。
米国の半導体メーカーのエヌビディアとAMDに対して、米国政府が中国による軍事転用の可能性を警戒して、AI(人工知能)向け半導体の対中輸出を停止するよう通達した。
日本の半導体業界も対中輸出が行いにくくなるという見方から、レーザーテックや東京エレクトロンや新光電工やイビデンといった半導体関連が売られた。
中国財新製造業購買担当者景気指数が3カ月ぶりの50割れとなったことや中国の深センのロックダウンも響き、海運株は軟調だった。
トヨタは鋼材の値上げを受け入れたため、収益圧迫警戒から売られ、日本製鉄は買われた。
積水ハウスは9月8日の上期決算発表時に通期の業績予想と配当予想の増額が期待された。
菱洋エレクトロニクスは業績上方修正と増配で急騰した。
建設コンサルタントの長大の持株会社の人・夢・技術グループ(9248)は海洋風力発電などの地盤調査が拡大しており、年初来高値を更新した。
業種別下落率上位は海運、卸売、鉱業、石油、保険で、上昇は建設。(W)