大引けの日経平均は6円高の2万7,626円、TOPIXは2ポイント安の1,926ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は883、下落銘柄数は850。出来高は8億5,021万株、売買代金は2兆1,250億円。
前日の米国がレイバーデーの祝日で休場だったため、今晩の米国株の反応待ちで、日経平均はもみ合いだった。
こうした中、ダブルスコープ(6619)は韓国子会社が9月末にKOSDAQに上場予定のため、物色され、年初来高値を更新した。
7月末の段階で、上場を8月中旬から9月末に延期したのは、好業績が見込める第2四半期決算を証券申告書に反映することで、適切に企業価値を評価してもらうことを狙った措置だという。
その他、レノバや三菱重工、日本製鉄は高い。
HOYAは日経平均への採用決定で買われ、選に漏れたオリエンタルランドは売られた。
第一三共は欧州臨床腫瘍学会の抄録が発表され、開発中の小細胞肺がん治療薬の奏効率が注目され、上昇した。
業務用食品卸のトーホーは通期の業績予想と配当予想を上方修正し大幅高となった。
新田ゼラチンは、コラーゲンペプチドや肥料向けリン酸カルシウムが需要好調で、インスタントカメラの「チェキ」向けに写真用ゼラチンも好調なため、いちよし経済研究所がレーティングを「B」→「A」に引き上げた。
一方、アマゾンの処方箋薬のネット販売検討で、アインHDや日本調剤、EMシステムズなど調剤薬局関連は売られた。
JMDCは新株発行で大幅安となった。
業種別上昇率上位は精密、鉄鋼、非鉄、医薬品、繊維で、下落率上位はサービス、海運、電力ガス、空運、紙パルプ。(W)