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コラム2022年9月12日

【本日のマーケット】9月12日(月)

9月12(月)のマーケット                                                                   

9月9日の米国株式市場は3日続伸。金融引き締めによる景気悪化が警戒され、債券に買いが入り、長期金利の上昇が一服したため、米国株には買い戻しが入った。NY証券取引所では3Mやショッピファイが買われ、NY原油先物の続伸を受けて、石油株も上昇した。NYダウは前日比377ドル(1.19%)高の32,151ドル。ナスダックではテスラやエヌビディアやアマゾンが買われた。NASDAQ総合指数は前日比250ポイント(2.11%)高の12,112。S&P500指数は前日比61ポイント(1.53%)高の4,067。

日経平均は3日続伸。政府が10月までに1日当たりの入国者数の上限撤廃方向と報じられ、ANAやJR東や三越伊勢丹、資生堂などのインバウンド関連が買われた。ソフトバンクGやメルカリ、HOYA、エムスリーも高い。日医工は計7社が支援方向と報じられストップ高、gumiは6四半期ぶりの営業黒字転換でストップ高。鎌倉新書は5~7月期が60%営業増益でストップ高。一方、海運株は戻り売りに押され、防衛関連の三菱重工も安い。

スタンダード市場では、トミタ電機が7日続伸。ガーラとマツモトが大幅続伸。インバウンド関連のラオックスが買われた。鈴与シンワートは電子給与明細を提供しているため、給与デジタル払いが来春解禁で恩恵期待からストップ高。ウィルソンWLWや石井表記、UFHDは売られた。

グロース市場では、人工知能開発のエクサWizが任天堂創業家の資産運用会社が株式の一部取得でストップ高。東京通信とハウテレビジョンが大幅続伸。アスカネットは非接触クレジットカード決済システムを共同開発していることでストップ高。Pアンチエイジやステムリムが安い。

チャート上では、ギャップアップで上下にヒゲを伴う実体線の短い陽線となり、コマのようなローソク足。一気に25日移動平均線(2万8,284円)を飛び越えたが、窓を3つ空ける「三空」が示現しており、明日の動向が注目される。

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注目記事 Pick up
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13日から IPO“秋の陣”スタート
日本証券新聞9月13日(火)紙面1面TOP記事掲載

3倍高のサンウェルズに続け! eWeLLは前評判上々

IPO(新規上場)マーケットは1カ月超の空白期を経て13日に再開。13日から月末までの12営業日で9社上場と“ミニラッシュ”の様相となる。

8月までに上場した本年IPO(43銘柄)を振り返れば、公開価格に対する初値勝敗は31勝12敗、勝率にして72%とまずまず。公開価格から初値までの騰落率平均は45.6%のプラス(グロースのみでは60%のプラス)。一時期に比べ初値騰落率は落ち着いたとはいえIPOマーケットは魅力ある市場であることに変わりはない。

もっとも、公開価格・初値と時価を比較すれば、全体の半数近くが公開価格を下回り、全体の3分の2が初値を下回る。中でM&A総合研究所(9552・G)サンウェルズ(9229・G)イーディーピー(7794・G)は上場直後のユーフォリアを経てなお上昇傾向にあり、時価は公開価格の3倍以上に変貌を遂げている。これら3社に共通するのは業績変化率が高い点。

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今日の市況概況
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9月12日(月)☆[概況/大引け]

政府が10月までに1日あたりの入国者数の上限撤廃方向でインバウンド関連が上昇。日医工は7社が支援意向でストップ高

大引けの日経平均は327円高の2万8,542円、TOPIXは14ポイント高の1,980ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,259、下落銘柄数は488。出来高は9億2,587万株、売買代金は2兆1,699億円。
日経平均は3日続伸。
政府が10月までに1日あたりの入国者数の上限撤廃方向と報じられ、ANAやJR東日本やエアトリ、三越伊勢丹、資生堂などのインバウンド関連が買われた。

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