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IPO2022年9月29日

新規上場紹介 ビジネスコーチ 10月20日 グロース ビジネスコーチングで人材開発

ビジネスコーチ(9562)が10月20日、グロースに新規上場する。

法人向けのビジネスコーチングを中心とした人材開発事業が主な事業。気づき、実践、継続・定着の各フェーズがあり、単なる研修とは一線を画すサービスを提供している。人的資本の強化策を求める企業側のニーズは強く、法人顧客数は311社に上る。

コーチとの対話を通じ、コーチング対象者の気づきと行動変容を実現する。経営層から新入社員まで業種や職種に関係なく、最大限の力を引き出す。具体的にはコーチが承認、傾聴、質問等のコーチングスキルとコーチ自身の実践知を活用し、対話のプロセスを通じて対象者から「アイデアを引き出す」「自発的な行動を促す」ことで目標達成を支援。コーチ1人がマンツーマンで指導するタイプと、1人のコーチがグループにコーチングをするタイプがある。

マンツーマンのサービスは、企業役員向けのエグゼクティブコーチングと、管理職やリーダー、一般社員向けのビジネスリーダー/パーソン・コーチングなどがある。グループにコーチングをする1対N型のサービスは企業管理職向けのビジネスコーチング・プログラムなどがあり、部下や後輩との双方向の関わりを通して、各自の中にあるアイデアや能力などに気づかせる。

強みとしては100人以上のパートナーコーチがおり、そのうち3分の1以上は経営者、役員、部長の経験者。サービスにカスタマイズ項目を付加することで、対象者ごとに最適なコーチングを提供し、きめ細かなフォローアップサービスも充実している。

今後、フォローアップサービスのインフラとしてクラウドコーチングシステムの追加開発投資やAI分析導入によるコーチングレベルのさらなる引き上げなどで、ビジネスコーチングのプラットフォーマーを目指していく。

2022年9月期の業績は売上高11億3,000万円(前年同期比12.9%増)、営業利益2億1,700万円(同6.3%減)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=トップマネジメントからビジネスパーソンまでを対象としたビジネスコーチングおよび人的資本開発に関するプログラムの提供
●本社=東京都千代田区麹町2-2
●代表者=細川馨代表取締役社長
●設立=2005年4月
●上場前資本金=7,840万円
●発行済み株式数=110万4,000株(上場時)
●筆頭株主=コーチ・エフ(上場前44.2%)
●公募株式数=13万6,000株
●売出株式数=12万9,900株(ほかにオーバーアロットメントで3万9,800株)
●仮条件=10月3日に決定
●ブックビル期間=10月4日から11日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、SBI、岡三、マネックス、楽天

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.9 687 18 16.01 4
2021.9 1,001 230 161.80 50
2022.9(予) 1,130 215 149.06 48
※単位100万円、1株利益は円

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