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IPO2022年10月3日

新規上場紹介 FCEHD 10月27日 スタンダード 「7つの習慣」基に授業プログラム展開

FCEHD(9564)が10月27日、スタンダードに新規上場する。

持ち株会社の下に教育研修事業、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業、その他事業を展開する子会社5社で構成される。売り上げ構成比は教育研修事業が53.4%、DX推進事業が40%、その他事業が5.9%となっている。

教育研修事業は世界4,000万部のベストセラー「7つの習慣」を基に授業プログラムを開発。子供向けに「7つの習慣J」、法人向けに「7つの習慣研修」などを展開している。

「7つの習慣J」はこれまで累計30万人が受講。学校法人や学習塾に授業プログラム、テキストなどを通年型で提供。子どもたちの主体性を引き出し、課題発見能力、課題解決能力を育むことを目的としているほか、導入した学校や学習塾の教師がファシリテーター資格取得のための研修を実施している。実際の教室を持たずにウェブ会議システムを利用する「7つの習慣Jオンライン」もある。

「7つの習慣研修」は「7つの習慣」をビジネスシーンにフォーカスしたプログラム。イノベーションを起こす土台を築くための2日間の研修を行い、これまでに2600社以上が導入している。

DX推進事業は「プログラミング知識を持たない人でも作れるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」をコンセプトに開発した「Robo―Pat DX」を企業に提供。従来RPA製品導入にハードルがあった中堅・中小企業から大企業の部門単位までニーズに応えられる。

人財育成のノウハウを全て標準化、仕組化し、全社員コンサルタントをテーマに育成。顧客に単なるサービス提供にとどまらず、根本的な課題解決、ありたい姿の実現支援で他社との差別化をしている。

成長戦略として「7つの習慣」コンテンツのラインアップ増、オンライン化による受講対象拡張、商品・サービスのクロスセル、シナジー創出、「Robo―Pat DX」の販売体制強化を掲げている。

2022年9月期の業績は売上高37億2,000万円(前期比5.6%増)、営業利益4億5,200万円(同36.3%)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=教育研修事業、DX推進事業等を営むグループ会社の経営管理およびそれに附帯または関連する業務
●本社=東京都新宿区西新宿2-4-1
●代表者=石川淳悦代表取締役社長
●設立=2017年4月
●上場前資本金=1億2,700万円
●発行済み株式数=300万2,400株(上場時)
●筆頭株主=株式会社デュケレ(上場前37.76%)
●公募株式数=32万9,400株
●売出株式数=8万7,000株(ほかにオーバーアロットメントで6万2,400株)
●仮条件=10月6日に決定
●ブックビル期間=10月11日から17日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、SBI、岡三、丸三、岩井コスモ、楽天、あかつき、東洋、水戸、マネックス、松井、極東、むさし

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.9 3,312 231 40.15
2021.9 3,522 324 70.34
2022.9(予) 3,720 450 104.30
※単位100万円、1株利益は円

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