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コラム2022年10月25日

【本日のマーケット】10月25日(火)

10月25(火)のマーケット                                                                   

10月24日の米国株式市場は続伸。英国のトラス首相の後任にスナク元財務相が就任することが固まり、英国の財政運営が安定するとの期待から欧州株が買われ、米国株にも買いが波及した。NY証券取引所ではバークシャーやユナイテッドヘルス、エネルギー関連のシュルンベルジェが高い。NYダウは前日比417ドル(1.34%)高の31,499ドル。ナスダックではアップルとマイクロソフトが買われたが、テスラは反落。NASDAQ総合指数は前日比92ポイント(0.86%)高の10,952。S&P500指数は前日比44ポイント(1.19%)高の3,797。

英国で首相が決まり、財政運営安定化期待で欧米株が上昇し、日経平均も続伸。昨日は急落となった香港株も反発となったことで後場からは一段高となった。プライム市場では、日本電産が決算堅調で上昇。ソフトバンクG、KDDI、海運やメルカリが高い。円谷フィールズは業績上方修正で急騰。増額修正と増配のオルガノは大幅続伸。円安で海外に職を求める人が増えるという見方からオンライン英会話レッスンのレアジョブが物色された。一方、中外薬は血友病治療薬が来期在庫調整の可能性で下落。トランコムは下方修正で安い。

スタンダード市場では、フェローテックがナノ磁性体を利用した生体物質測定の合弁会社が材料視された。Eインフィニティが反発。ガーラはNFTゲームが東南アジアで事前登録開始と発表。ムラキは上期減益予想が増益予想に修正し急騰した。対して、ニデックOKKは大幅下方修正で急落した。

グロース市場では、PSSがフェローテックの合弁相手でストップ高。PBシステムズが続伸。ログリーはABEMATIMESとのパートナーシップを契機に大幅高が継続。就職活動イベントのメディア総研がストップ高。プレイドとアルファクスFSは利食い売り。タスキは続落となった。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。上値は抑えられたが、200日移動平均線(2万7,211円)を終値で上抜いた。

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新生・日本電産 復活の狼煙
日本証券新聞10月26日(水)紙面1面TOP記事掲載

決算発表翌日高は7四半期ぶり ガバナンス問題も一巡!?

四半期決算発表を受けた日本電産(6594・P)が久々の主役人気を博し、一時5.2%高。売買代金4位に急浮上した。4~9月期収益が市場予想を上回る最高益となり、アナリスト評価も総じて良好。21日付で目標株価を1万900円から1万500円に下げていた野村証券は、翌営業日の24日付で一転、1万600円に引き上げている。もっとも、株価の反応は、足元の収益動向以上に、中期的な対応やガバナンス問題の進展が影響したようだ。

昨年末終値1万3,250円から10月13日安値7,515円まで43.2%安となるなか、後継者問題の迷走からインサイダー取引疑惑まで飛び出し、「名経営者」の名を欲しいままにしていた永守重信会長(写真)が一部で“老害”扱いすらされる状況となっていた。その過程で、昨年末の時価総額10位からベスト30陥落にも至った。

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今日の市況概況
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10月25日(火)☆[概況/大引け]

英国新首相決定で欧米株上昇を好感。日本電産やSBG、海運が高い。中外薬は下落。香港株は荒い値動き

大引けの日経平均は275円高の2万7,250円、TOPIXは19ポイント高の1,907ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,353、下落銘柄数は406。出来高は10億4,008万株、売買代金は2兆7,990億円。
英国の首相にスナク元財務相が就任することで、英国の財政運営が安定の期待から欧州株が反発し、米国株にも買いが波及した。
日経平均は続伸して始まり、前日に急落した香港株が反発したことも安心され、後場は一段高となった。

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