大引けの日経平均は120円高の2万6,507円、TOPIXは14ポイント高の1,908ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,431、下落銘柄数は337。出来高は11億5,083万株、売買代金は2兆5,626億円。
米国株続伸を受けて日経平均は6日ぶりに反発したが、海外投資家のクリスマス休暇が増えている模様で上げ幅は小幅にとどまった。
日銀による長期金利の上限引き上げで売られた不動産株と円高進行で調整した自動車株が反発した。
住宅ローンの変動金利は短期プライムレートを基準としていて、これが引き上げられるのはマイナス金利解除の後だろうという見方も聞かれた。
海運株は好調を継続。
東芝は日本産業パートナーズの買収提案に対して銀行団の融資が報じられ、上昇した。
KDDIはSMBC日興証券が投資評価を引き上げた。2021年春の料金値下げの影響により、通信サービス収入が減少傾向になっていたが、5Gによるデータ利用増加を背景にARPU(加入者1人当たりの支払い料金)が底打ちしていると解説。
キャンプ用品のスノーピーク(7816)は、スコットランドの資産運用会社のベイリー・ギフォードによる保有判明で大幅高となった。
訪日客の拡大で「ポケトーク」のソースネクストは買われた。
一方、米マイクロン・テクノロジーが設備投資を下方修正したため半導体関連は小幅安となった。
中小型株の調整は続き、東証プライム市場ではサイボウズやラクスル、Sansanが売られ、東証グロース指数は6日続落となった。
東証プライム市場の業種別上昇率上位は不動産、海運、鉱業、銀行、輸送用機器で、下落は保険。(W)