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コラム2022年12月26日

【本日のマーケット】12月26日(月)

12月26(月)のマーケット                                                                   

12月23日の米国株式市場は反発。11月のPCEコアデフレーターが前年同月比4.7%上昇と10月の5.0%上昇から鈍化したものの、市場予想の4.6%上昇を上回ったため、NYダウは一時213ドル安となった。だが、ミシガン大学が発表した12月の1年先の期待インフレ率が速報値の4.6%から確報値では4.4%に低下したことが好感され、その後は持ち直した。ロシアの副首相が自国産の原油・石油製品への西側諸国の価格上限措置に対応するため、2023年初めに石油生産を5~7%削減する可能性があると述べた。NY原油先物が上昇し、NY証券取引所ではエクソンモービルやシェブロン、オキシデンシャル・ペトロリウムが買われた。NYダウは前日比176ドル(0.53%)高の33,203ドル。ナスダックではアマゾンやアルファベットが買われ、マイクロン・テクノロジーが反発。テスラは調整が継続、モデルナが売られた。NASDAQ総合指数は前日比21ポイント(0.21%)高の10,497。S&P500指数は前日比22ポイント(0.59%)高の3,844。

先週末の米国株反発を受けて、週明けの日経平均も反発。プライム市場では、レーザーテックが8日ぶりに反発。防衛関連の三菱重工や航空機関連の大阪チタニウムが買われ、日本製鉄も高い。ロシアの副首相が来年初めに石油生産を5~7%削減する可能性を述べたため石油関連も上昇。日本やタイで中国人が風邪薬を爆買いと報じられ、サツドラに連想買い。先週にぎわった銀行株と電力株は反落。小野薬品はオプジーボの胃がん術後補助療法の第3相臨床試験の未達で下落。

スタンダード市場では、ワークマンやヒラノテクシードが反発し、八千代工業は6日ぶりに反発。デイトナは配当予想を増額し年初来高値を更新した。一方、タカトリは続落となり、原発関連の助川電気は大幅反落。本日新規公開のアルファパーチェスとダイワ通信が下げ幅拡大。

グロース市場では、マイクロ波化学が5日続落。CANBASが反落し、レントラックスは月次売上高の伸び率鈍化で売られた。ホープは三菱商事と協業し、チェンジに第三者割当増資を行うことで債務超過を解消する見込みとなり急騰した。クリアルが反発し、セルシードが上昇。

チャート上では、底値圏での陽線を示現。反発を見せるも、5日移動平均線(2万6,420円)で頭打ちとなった。欧米各国はクリスマス休暇中とあって市場参加者も限られ、薄商いの1日だった。

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「1月高習性」銘柄を探る
日本証券新聞12月27日(火)紙面1面TOP記事掲載

米国巨額節税売りも一巡 関心は新春相場へ

26日の日経平均は170.62円高。15~23日の1,920.96円安を経て、反発に転じた。年末特有の節税売りから「米国では投信などからの資金流出が1週間で数兆円規模となっている」(大和証券・木野内栄治氏)とされたが、クリスマス休暇入り(24~26日は米国市場3連休)で既に一巡した様子。年内相場も残り4日。例年極端に商いの細る時期を迎えて、市場筋の関心も新春相場に移行しつつあるようだ。

日経平均の「12月の騰落」と「年間騰落」は一致しやすい。昨年までの30年間で25回(83.3%)一致してきた。今年も(残念ながら)「ともに下落」という形で7年連続の一致となる可能性が高まっている。

それでは年明け後はどうか。かつては「12月相場下落後の翌年1月相場は高い」とされてきた。1995年まで、12月が下落した「16回中14回」(87.5%)上昇してきたためだが、これはそもそも、バブル期まで1月相場の勝率が非常に高かったことも背景にあり、96年以降では「10回中5回」(50%)にとどまる。

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今日の市況概況
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12月26日(月)☆[概況/大引け]

反発。石油関連や鉄鋼、非鉄が高く、銀行と電力は反落

大引けの日経平均は170円高の2万6,405円、TOPIXは4ポイント高の1,902ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,057、下落銘柄数は691。出来高は8億2,050万株、売買代金は1兆7,793億円。
先週末の米国株反発を受けて、週明けの日経平均も反発した。レーザーテックは8日ぶりに反発。防衛関連の三菱重工や航空機関連の大阪チタニウムが買われ、日本製鉄も高い。

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