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コラム2022年12月28日

【本日のマーケット】12月28日(水)

12月28(水)のマーケット                                                                   

12月27日の米国株式市場でNYダウは小幅続伸。中国が来年1月8日に入国者の強制隔離を撤廃することを受けて、キャタピラーやナイキ、エスティ・ローダーなどが買われた。NYダウは前日比37ドル(0.11%)高の33,241ドル。中国経済が正常化に向かうという見方から米国長期金利が上昇したため、ハイテク株は売られ、ナスダックは反落。エヌビディアやアマゾン、ネットフリックスが安い。テスラは1月に上海工場で減産を実施すると報じられ大幅安。NASDAQ総合指数は前日比144ポイント(1.38%)安の10,353。S&P500指数は前日比15ポイント(0.41%)安の3,829。

日経平均は反落。米国で節税目的の損出し売りで半導体株が売られ、日本の半導体関連もツレ安。大手銀行が1月に固定型住宅ローン金利を引き上げるため不動産株も安い。米国金利上昇傾向で中小型株も下落したが、東京海上など保険株は高い。インバウンド関連の資生堂、パンパシフィック、ソースネクストは堅調。ヨシムラフードはホタテ輸出会社の子会社化で急騰。原材料高騰を苦にした経営譲渡が多く、M&A仲介のストライクとM&Aキャピタルは高い。

スタンダード市場では、フェローテックやタカトリ、住石HD、JALCOが売られ、三ッ星が年初来安値。一方、阿波製紙は汚水処理に用いる分離膜ユニットの新製品を開発し、分離膜に付着する汚れの洗浄能力を高め、洗浄に必要な電力を約半分に減らしたためストップ高。ロングライフが高い。

グロース市場では、マイクロ波化学やフリークアウト、バンクオブイノベが売られ、Amaziaやサンバイオ、弁護士ドットコム、サイバーダインが年初来安値を更新した。一方、ミンカブはSBIが株式取得を発表したため上昇。ホープは新株予約権の大量行使で希薄化懸念の消化が進んだ。

チャート上では、長い下ヒゲを伴う実体線の短い陽線。再び5日移動平均線(2万6,387円)を割り込んだ。

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「個人買い」の増えそうな銘柄は!?
日本証券新聞12月29日(木)紙面1面TOP記事掲載

2023年需給動向のカギを握る存在に

28日の日経平均は一時248.20円安。前夜の米国市場でテスラ11.4%安などNASDAQ市場が大幅安となった流れを受けてハイテク株主体に売られたが、その一方で、メガバンク3社を筆頭に金融株には高値続出。他にも、JTや日本製鉄など高配当利回り銘柄に年初来高値を付けるものが散見された。

クリスマスを通過したとはいえ、例年この時期は外国人不在で売買急減し、相対的に個人の存在感が高まりやすいタイミング。見方によっては、「外国人比率の高いハイテク株が売られ、個人選好度の高い銘柄が逆行高」といった構図も浮かぶ。実際、単位株主数トップ(88万680人)の三菱UFJFGをはじめ、50万人超え銘柄で日本郵政(6位)、第一生命(8位)、みずほFG(10位)、JT(11位)などが28日に高値更新となっている。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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12月28日(水)☆[概況/大引け]

反落だがやや下げ幅を縮めた。不動産株と中小型株が売られ、保険とM&A仲介が買われた

大引けの日経平均は107円安の2万6,340円、TOPIXは1ポイント安の1,909ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は826、下落銘柄数は912。出来高は10億4,796万株、売買代金は2兆3,226億円。
日経平均は反落だがやや下げ幅を縮めた。
米国で節税目的の損出し売りでエヌビディアなどの半導体株が売られたため、日本の半導体関連のレーザーテックや東京エレクトロンも連れ安となった。

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