1月13日の米国株式市場でNYダウは4日続伸、ナスダックは6日続伸。
JPモルガン・チェースは、2023年の純金利収入見通しがアナリスト予想を下回り、「これから吹いてくる逆風の最終的な影響はまだ分からない」とコメントした。
これを受けて、主要3指数は売り先行で始まったが、FRBによる利上げ減速観測で押し目買いが入った。
JPモルガン・チェースも売り一巡後は切り返した。
バンク・オブ・アメリカとウェルズファーゴも序盤は売られたが、その後、上昇に転じた。
ミシガン大学が発表した1月の消費者信頼感指数は64.6となり、12月の59.7と市場予想の60.6を上回った。1年先の期待インフレ率は4.0%と12月の4.4%から低下し、市場予想の4.3%も下回った。期待インフレ率の低下は4カ月連続。
これらを受けて、ショッピファイやターゲットなど消費関連が買われた。
ナスダックではアマゾンとエヌビディアが買われたが、テスラは世界的に販売価格を最大20%引き下げ、収益性より販売重視と報じられ、売られた。
NYダウ工業平均は前日比112ドル(0.33%)高の34,302ドル。ナスダック総合指数は前日比78ポイント(0.71%)高の11,079。S&P500指数は前日比15ポイント(0.40%)高の3,999。
NYダウ採用銘柄はJPモルガン・チェース、キャタピラー、ゴールドマン・サックスなどが買われ、ユナイテッドヘルスやインテル、ディズニーなどが売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。