2月14日（火）のマーケット 
2月13日の米国株式市場でNYダウは続伸。NY連銀が発表した1月の消費者期待調査で、インフレ期待は1年先が5％と12月から横這い、3年先は2.7％で12月の3.0％から低下した。5年先は2.5％と12月の2.4％から上昇したものの、3年先の鈍化を受けて、FRBによる利上げ停止が近いという見方から長期金利が低下した。セールスフォースやフォード、ホームデポが上昇。NYダウは前日比376ドル(1.11％)高の34,245ドル。ナスダックは4日ぶりに反発。マイクロソフトやエヌビディア、メタ・プラットフォームズが高い。NASDAQ総合指数は前日比173ポイント(1.48％)高の11,891。S＆P500指数は前日比46ポイント(1.14％)高の4,137。
米国株上昇を受けて反発したが、今晩の米国で１月消費者物価の発表を控えているため、高寄りした後は上げ幅を縮めた。シチズンは大規模自社株買いを発表しストップ高。レーザーテックや川崎汽船、任天堂、ルネサスが買われ、日本製鉄とロート製薬は野村証券による目標株価引き上げを好感。Ｗスコープは韓国子会社の生産能力拡大工事による負担で、今期減益計画を示したため急落。オプトランは今期予想がアナリスト予想を下回りストップ安。
スタンダード市場では、居酒屋「塚田農園」などを展開しているＡＰＨＤは株主優待制度の拡充でストップ高。ＳＫエレクは業績上方修正で、コメ兵は業績予想と配当予想を増額し、急騰した。ＤＮＡチップ研は反落し、研磨用製品のＭｉｐｏｘは通期営業赤字予想に下方修正しストップ安。
グロース市場では、メタップスはＭＢＯ(経営陣が参加する買収)が発表されストップ高。スマホゲームアプリ開発のバンクオブイノベは第１四半期が改善しストップ高。ｕｎｅｒｒｙは「ショッパーみえーる」をフルリニューアルでストップ高。アライドアーキは解約リスクが警戒された。
チャート上では、下ヒゲを伴う陰線。高寄りとなり、5日移動平均線（2万7,578円）を回復したが、上値は抑えられた。
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注目記事 Pick up
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【メタバース流行でバーチャルショップ続々参入】
日本証券新聞2月15日（水）紙面1面TOP記事掲載
継続利用意向9割に
メタバースの流行で、企業がバーチャルショップ(バーチャルリアリティーなどを活用した仮想空間内の店舗でアバター=分身=で買い物できる店舗)に続々と参入している。NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションは10日、バーチャルショップの認知度は若者の間でもまだ低いものの、経験者の大半が継続利用したい意向であるとの調査結果を発表した。今後、認知度が高まれば、商機は一気に広がりそうだ。
調査はNTTデータ経営研究所と昨年12月、ネットで20歳～40歳代1,065人に行った。バーチャルショップの認知度は27%と低調。20歳代男性は43%だったのに、40歳代女性は23%と性別、年代で差が出た。さらに、認知している人でも、実際の利用経験は半分以下の44%だった。同社は「一部の情報感度の高いユーザーにのみに認知されている段階」としたうえ、「認知層である20歳代や男性をターゲットとした購買体験の設計が重要になる」と指摘している。
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今日の市況概況
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2月14日（火）☆[概況/大引け]
高寄り後、上げ幅を縮めた。シチズンは大規模自社株買いの発表でストップ高
大引けの日経平均は175円高の2万7,602円、TOPIXは15ポイント高の1,993ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,458、下落銘柄数は330。出来高は10億1,953万株、売買代金は2兆4,260億円。
米国株高を受けて、日経平均は高寄りしたが、今晩の米国で1月の消費者物価の発表が控えているため、上げ幅を縮めた。
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