大引けの日経平均は194円高の2万7,696円、TOPIXは13ポイント高の2,001ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,291、下落銘柄数は479。出来高は11億4,174万株、売買代金は2兆6,373億円。
日経平均は反発し、TOPIXは昨年11月28日以来の2,000ポイント回復となった。
米国でリセッション(景気後退)に陥ることなく、高い物価と強い雇用統計の組み合わせが継続するという「ノーランディング」への期待がにわかに高まり、東京市場では米国売上依存度の高いトヨタや日産、SUBARU(7270)など自動車株と住友ゴムなどのタイヤ株が買われた。
インフレを抑え込む手段として、痛みを伴った景気後退の場合は、「ハードランディング(強行着陸)」となり、経済成長の緩やかな減速により物価を抑制することは「ソフトランディング(軟着陸)」と呼ばれている。
それに対して、底堅い成長とインフレ率がより高く、より長く続くという状態は、新しい用語で「ノーランディング(無着陸)」と名付けられた。
任天堂はサウジアラビアの政府系ファンドが保有株比率を引き上げたことが話題となった。
結婚式場のテイク&ギヴニーズはいちよし経済研究所がフェアバリューを高めたことで上昇した。
一方、メガバンクは足踏みとなった。
業種別上昇率上位はその他製品、輸送用機器、ゴム、証券、海運で、下落は紙パルプ、銀行、水産農林、倉庫運輸、空運。(W)