大引けの日経平均は340円安の2万7,472円、TOPIXは22ポイント安の1,961ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は303、下落銘柄数は1,476。出来高は11億4,651万株、売買代金は2兆8,165億円。
米国で3月のADP全米雇用報告の民間雇用者数が14万5千人増と市場予想の20万人増を下振れ、3月のISM非製造業景況指数は51.2と市場予想の54.5を大幅に下回るなど、低調な経済指標が相次いだ。
キリスト教の「聖金曜日(グッドフライデー)」により7日は欧米アジアの主要市場が休場となるが、この日は米国3月雇用統計も発表されるため、その前に海外投資家から持ち高調整の売りが出てくることも警戒され、日経平均は続落となった。
レーザーテックと東京エレクトロン、キーエンスの下げが目立ち、電機、機械、海運、鉄鋼、輸送用機器など景気敏感株を中心に広範囲に下落した。
ダイセキ環境はスタンダード市場を選択することが嫌気された。
一方、不況抵抗力への期待で電力や医薬品、食品が買われた。
GSIクレオス(8101)は竹中製作所と共同開発した高機能表面処理「ナノテクト」が、サウジアラビアの世界最大石油会社「サウジアラムコ」でプラント用締結部材向け表面処理として採用されると発表し、一時ストップ高となった。
業種別下落率上位は機械、海運、電機、鉄鋼、ゴムで、上昇は電力ガス、医薬品、食品。(W)