TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米雇用統計の発表を控え様子見姿勢。東京エレクとOLCが買われ、セブン&アイは下落
速報・市況2023年4月7日

☆[概況/大引け] 米雇用統計の発表を控え様子見姿勢。東京エレクとOLCが買われ、セブン&アイは下落

大引けの日経平均は45円高の2万7,518円、TOPIXは4ポイント高の1,965ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,146、下落銘柄数は595。出来高は8億2,049万株、売買代金は1兆9,995億円。
米国でセントルイス連銀のブラード総裁が6日、最近の債券利回り急低下が銀行セクター混乱から生じる米国経済への逆風を弱めるとの見解を示したことを受けて、ハイテク株が買われたため、7日の日経平均は反発したものの、米国雇用統計の発表前で買いが続かず、鈍化した。
三菱UFJや東京エレクトロンが買われ、海運株も反発。
JTBがゴールデンウィークの国内旅行者数は前年比53%増の見通しを発表したため、オリエンタルランドが買われた。
リチウムイオン電池の長寿命化技術の安永が再び物色され大幅反発となった。
ブイ・テクノロジーが年初来高値を更新。
大阪ソーダ(4046)が反発。「シリカゲル」は医療ダイエット用薬の「GLP-1」や糖尿病治療薬「インスリン」の分離精製に使用される。大阪ソーダは世界シェア60%で、2023年春にシリカゲルの生産能力を約2倍に増強し、2024年には更に5割引き上げる予定。
医療ダイエット市場の拡大に加えて、糖尿病が多い米国で3月からインスリンの販売価格が7割程度引き下げられており、低所得者向けの需要増が見込まれることが背景。
一方、セブン&アイは今期の業績見通しが鈍化予想で売られた。
山田コンサルは業績予想と配当予想を上方修正したが、株価は大幅安となった。

業種別上昇率上位は海運、銀行、精密、保険、空運で、下落率上位は電力ガス、小売、鉱業、食品、医薬品。(W)

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