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コラム2023年4月18日

【本日のマーケット】4月18日(火)

4月18(火)のマーケット                                                                   

4月17日の米国株式市場は反発。4月のNY連銀製造業景気指数が10.8と、3月のマイナス24.6から改善し、市場予想のマイナス18.0を上回ったため、金属関連のテック・リソーシズやGEなど景気敏感株が買われた。金融引き締め継続観測からチャールズ・シュワブやバンク・オブ・アメリカなどの金融株も高い。NYダウは前日比100ドル(0.30%)高の33,987ドル。ナスダックではバイオ医薬品のプロメテウス・バイオサイエンシズが、メルクによる買収方針で急伸した。NASDAQ総合指数は前日比34ポイント(0.28%)高の12,157。S&P500指数は前日比13ポイント(0.33%)高の4,151。

日経平均は8日続伸。バフェット銘柄は割安な大型株と12日にみずほ証券から紹介され、取り上げられた経緯のある日立が上場来高値となり、任天堂も高い。ソシオネクストはSBI証券の新規「買い」で上昇。セブン&アイは米国セブンイレブンの既存店売上高を好感。カプコンは「モンスターハンター」のスマホ向けゲーム9月発売発表で大幅高。TSMCの設備投資下方修正観測で半導体関連は下落。住友鉱山はニッケル供給過剰予測を発表し下落。

スタンダード市場では、Abalanceが5日続伸。TONEは設立85周年記念のクオカード5000円贈呈を引き続き材料視。ジオコードはAIチャットツール活用の「ChatGPT記事作成コンサルティング」追加でストップ高。大阪IRで思惑の桜島埠頭と大運は利食い売り。

グロース市場では、直近新規公開株で宇宙関連のispaceが人気継続。量子ドットレーザーの量産受注のQDレーザは大幅続伸。CANBASはすい臓がん3次治療対象の第2層試験が実質終了したことで急騰した。TORICOが大幅続伸。Arentは利食い売りでストップ安。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。8連騰となり、終値での年初来高値を更新。3月9日のザラ場高値2万8,734円が目前だが、騰落レシオが125.6%と過熱圏入りとなった。

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“ガイダンスリスク”を逆手に取るには…
日本証券新聞4月19日(水)紙面1面TOP記事掲載

決算シーズン直前の投資戦略

17日好決算発表のHIOKIが急騰。引け後発表を控えたブロンコビリーも半年ぶりに昨年来高値を更新した。週後半にはディスコや東京製鉄も予定されるなど決算発表シーズンも次第に本格化へ、と言いたいところだが、実際には今週中の発表は9銘柄のみ(東証サイト記載ベース)。来週356銘柄の発表を控えた“端境期”の様相にある。一足お先の海外市場では18日のゴールドマン、ネットフリックス、19日のテスラ、20日の台湾TSMCなど注目企業の発表が相次いでおり、これらの決算内容や市場の反応で来週以降の国内決算を占う展開が続きそうだ。

ただし、もともと保守的な傾向が強い日本企業にあって、年後半の米国景気後退が懸念される現状では、終わった期の実績はともかく、今期に明るい見通しは示しづらいのが現状か。野村証券が14日付で発行した「日本株投資戦略(4月号)」のメインタイトルも「期初ガイダンスまでは慎重スタンス継続」というものだった。「期初ガイダンスまで」、つまり今回の決算発表で会社側の(保守的な)期初見通しが明らかになるまでは積極的には買えない、ということになる。足元の市場で水準訂正高の動きが生じた分、なかには失望売りに急反落となる銘柄も生じてこよう。

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今日の市況概況
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4月18日(火)☆[概況/大引け]

8日続伸で、4月の外国人投資家の買い越し効果か。日立が上場来高値。カプコンが大幅高

大引けの日経平均は144円高の2万8,658円、TOPIXは13ポイント高の2,040ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,371、下落銘柄数は388。出来高は10億1,234万株、売買代金は2兆4,932億円。
日経平均は8日続伸。
海外は12月期決算の企業が多く、3~4月に入ってきた配当金が再投資に回る。加えて3月ごろに税金が還付されると、4月は日本株にも資金が向かいやすいことから、海外投資家からの買いが増えると期待されている。

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