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コラム2023年4月25日

【本日のマーケット】4月25日(火)

4月25(火)のマーケット                                                                   

4月24日の米国株式市場でNYダウは小幅続伸。決算発表を控え、様子見姿勢が強い。NY原油先物が自律反発狙いの買いで続伸となったため、エクソンモービルやシェブロンが買われた。医療器具のメドトロニックはバークレイズが投資判断を引き上げたことで上昇。AT&Tやセールスフォースは下落。NYダウは前日比66ドル(0.20%)高の33,875ドル。ナスダックは反落。テスラは反落し、マイクロソフトはBNPパリバエグザーヌが投資判断を下げたことで売られた。ズームビデオは買われた。NASDAQ総合指数は前日比35ポイント(0.29%)安の12,037。S&P500指数は前日比3ポイント(0.09%)高の4,137。

ニデックの今期V字回復予想が好感されたが、米地銀の預金流出と英政府の巨大IT企業への規制強化で日経平均は伸び悩んだ。三菱電機は自動車機器事業の分社化決定で買われ、大和ハウスは業績上方修正で上昇。東証の来年11月から取引時間延長発表で証券株も高い。日本の半導体装置輸出規制に対する報復で中国のレアアース禁輸措置が警戒されているため、海底資源採掘関連の三井海洋が買われた。中国の鋼材輸出による市況下落を受け日本製鉄は4日続落。

スタンダード市場では、Eインフィニティが取引所から制限値幅が拡大されたこともあり大幅安継続。住信SBIネット銀が続落となり、東映アニメと朝日ラバーが反落。小野測器は大幅減益で売られた。Abalanceは反発し、ヘリオステクノは3日続伸。IPSは業績上方修正で上昇。

グロース市場では、Welby、グッドパッチ、M&A総研が反落し、サンワカンパニーやBuySellが年初来安値を更新した。一方、サイフューズは同社のバイオ3Dプリンタを用いて製造した三次元神経導管の移植の治験が実施されたため急騰した。カルナバイオがストップ高。

チャート上では、上ヒゲを伴う陰線。5日移動平均線をサポートとして底堅い動きが続いているが、上を買っていく動きは見られず。

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プライム企業は25年までに女性役員を 小倉男女共同参画相が要請
日本証券新聞4月26日(水)紙面1面TOP記事掲載

海外機関投資家も厳しい目

先進国の中でも日本の女性登用が遅れている中、小倉將信男女共同参画担当相はBS11の報道番組で上場企業の女性役員比率を高めることが重要だと指摘。「2025年までにプライム上場企業は少なくとも1人の女性役員を迎えるように努めていただきたい。30年ぐらいまでに各企業の女性役員比率が3割を超えるぐらいの高みを目指してもらいたい」と要請した。国の男女共同参画会議で議論していく。

上場企業の女性役員数は12年の630人が22年には3,654人まで増えている。しかし、比率では9.1%。これに対してOECD(経済協力開発機構)の平均は29.6%、日本を除くG7諸国の平均は38.8%に上る。また、女性役員のいないプライム上場企業は約2割の344社に上っている。

このままではOECD平均並みの30%に到達するのは42年になるとの試算も出ており、小倉氏は「これでは世界からますます取り残される」と危機感をあらわにした。そのため、昨年12月から小倉氏がトップの検討会を設置し議論をしていた。小倉氏は今回明らかにした目標に向かって、「各社ごとの個別の行動計画を作ってもらうのが重要だ」と述べ、単なる数値目標でなくて、企業に実効性のある取り組みをするよう求めた。

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今日の市況概況
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4月25日(火)☆[概況/大引け]

ニデックが伸び悩み、日経平均は押し戻された

大引けの日経平均は26円高の2万8,620円、TOPIXは4ポイント高の2,042ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,080、下落銘柄数は666。出来高は9億6,206万株、売買代金は2兆3,472億円。
ニデック(旧社名、日本電産)(6594)が24日の決算発表で今期V字回復の見通しを示し、25日の決算説明会では電気自動車向け駆動装置「イーアスクル」について「シェアを倍返しで取りに行く」と述べたため買われた。
幸先の良い決算発表だったことが好感され、日経平均も朝方は213円高の2万8,806円となったが、その後は伸び悩んだ。

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