TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] TOPIXは33年ぶりの高値。半導体関連とリクルート、電力、医薬品が高い
速報・市況2023年5月16日

☆[概況/大引け] TOPIXは33年ぶりの高値。半導体関連とリクルート、電力、医薬品が高い

大引けの日経平均は216円高の2万9,842円、TOIPIXは12ポイント高の2,127ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は995、下落銘柄数は767。出来高は16億419万株、売買代金は3兆5,529億円。
日経平均は3万円に近付き、TOPIXは1990年8月以来33年ぶりの高値となった。
インバウンド(訪日外国人)需要の回復期待、東証が3月末に企業に資本コストや株価を意識した経営を要請したことを受けて、自社株買いを発表する企業が増えていることや、米著名投資家のウォーレン・バフェットが日本株の追加投資を示唆したこと、企業の賃上げ、衆議院の解散総選挙になった場合に選挙までの株高経験則が最近の株価好調の背景となっている。
本日は前日の米国半導体株高を受けて、レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコが物色された。
リクルート(6098)は今第1四半期も減益が続く見通しだが、決算説明会で、一層の減収局面におけるHRテクノロジー事業のマージン見通しが示された他、マッチング&ソリューション事業において特に近年先行投資局面だった人材領域における収益性改善方針についても打ち出されたことで買われた。
政府が家庭向けの電気料金の値上げを了承したため、電力各社が上昇。
ペプチドリームやロート製薬など医薬品が高い。
PCデポはMBO(経営陣が参加する買収)を発表し、ストップ高となった。
一方、楽天グループは増資報道で続落となり、海運株が売られた。

業種別上昇率上位は電力ガス、医薬品、電機、小売、食品で、下落率上位は海運、保険、ガラス土石、輸送用機器、非鉄。(W)

関連記事