アイデミー(5577)が6月22日、グロースに新規上場する。
法人向けのAI/DX(デジタルトランスフォーメーション)プロダクトとソリューション、個人向けのリスキリングから成り立っている。
主力の「プロダクト」は、大企業のデジタル人材育成支援をeラーニングで実施する「Aidemy Business」や、講師派遣型研修「Aidemy Practice」など。コンテンツの難易度は4段階で、全188コースを提供。受講生は21万人を超える日本最大級のDX研修プラットフォーム。
利用企業のニーズに合わせカスタマイズされている。分かりやすい動画形式やタイピングによる習得があり、動画は5~10分程度で、すきま時間での習得が可能になっている。サービス開始後4年以上にわたり継続的にアップデート。最新の内容を反映している。付随サービスとして講師派遣型研修がある。
「ソリューション」は、顧客と密接に協力するDX支援サービス「Modeloy」がある。テーマ選定、システム開発、運用まですべての領域を顧客伴走型で最適な支援を行う。「プロダクト」との相乗効果も発揮でき、育成した顧客のデジタル人材と一緒にDX内製化を推進できるのが強み。
「リスキリング」の「Aidemy Premium」は、3~6カ月ですぐに使えるデジタルスキルの習得を目指す。AI/DXに特化していること、マンツーマンサポートが特徴。
2023年5月期の業績は売上高16億5,000万円(前期比42.7%増)、営業損益2億円の黒字(前期は1,200万円の赤字)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=デジタル人材の育成支援を行うオンラインDXラーニング「Aidemy Business」およびデジタル変革を伴走型で支援する「Modeloy」の提供をはじめとするAI/DXに関するプロダクト・ソリューション事業
●本社=東京都千代田区大手町1-2-1
●代表者=石川聡彦代表取締役執行役員社長CEO
●設立=2014年6月
●上場前資本金=8,143万5,000円
●発行済み株式数=396万7,600株(上場時)
●筆頭株主=石川聡彦(上場前44.81%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=29万5,300株(ほかにオーバーアロットメントで5万1,700株)
●仮条件=6月2日に決定
●ブックビル期間=6月6日から12日まで
●引受証券=みずほ、SBI(共同主幹事)、大和、楽天、松井、丸三、極東、あかつき、岩井コスモ、東海東京
業績推移(単体)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2021.5 | 603 | ▼177 | ― | ― |
2022.5 | 1,156 | ▼8 | ― | ― |
2023.5(予) | 1,650 | 200 | 58.88 | ― |
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字 |