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概況/米国市場2023年6月3日

☆6月2日の米国株式市場は続伸。雇用統計とデフォルト回避を好感。アマゾンの影響でベライゾンとTモバイルUSは下落

6月2日の米国株式市場は続伸。
5月の雇用統計で非農業部門雇用者数は33万9千人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回った。
平均時給は前年同月比4.3%上昇だが、4月の同4.4%上昇を下回った。
市場ではFRBが6月のFOMCで金利を据え置く一方、7月利上げの可能性を残すとみられている。
政府の債務上限を2025年1月まで停止する「財政責任法案」が可決され、債務不履行(デフォルト)が回避されたことが安心された。

バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースが買われ、キャタピラーや3Mといった景気敏感株が大幅高となった。

ナスダックはテスラやアマゾンが上昇。
アマゾンは、米国の「プライム」会員向けに低価格もしくは無料の携帯電話サービスを提供する計画について、通信事業者のベライゾン・コミュニケーションズやTモバイルUS 、ディッシュ・ネットワークと可能な限り低価格で通信網の提供を受けられるよう交渉していると報じられた。
これを受け、ベライゾンとTモバイルUSは下落した。

エヌビディアとAMDは反落し、メタ・プラットフォームズは保ち合いとなった。

NYダウ工業平均は前日比701ドル(2.12%)高の33,762ドル。ナスダック総合指数は前日比139ポイント(1.07%)高の13,240。S&P500指数は前日比61ポイント(1.45%)高の4,282。

NYダウ採用銘柄はほぼ全面高で上昇率上位は3M、キャタピラー、ダウ・ケミカルなどの景気敏感株で下落はベライゾンのみ。

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