大引けの日経平均は168円高の3万2,434円、TOPIXは14ポイント高の2,238ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,441、下落銘柄数は336。出来高は11億6,233万株、売買代金は3兆422億円。
政府は13日に「こども未来戦略方針」を閣議決定し、16日には「骨太の方針」を閣議決定するが、これらの発表に合わせて衆議院の解散総選挙を表明するのではないかという憶測があり、週明けの日経平均は続伸となった。
半導体設計のソシオネクスト(6526)が人気継続。
エーザイはアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を、食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が正式承認を推奨すると勧告したことで高寄りとなり、その後は上げ幅を縮めた。
三菱重工(7011)はシティグループによる投資判断の引き上げで買われた。従来、海外投資家の間では、シェアと売上高を重視する会社との見方が大勢だったが、この数年、経営陣に変化がみられ、同社のテクノロジーやエンジニアリングが必ずしもベストではなく、すべてに対応できる訳でもないとの自覚を裏付けるように、買収や提携を模索していると紹介した。
ベステラはTBSの「がっちりマンデー」で球形ガスタンクの解体工法が紹介されストップ高となった。
一方、海運大手3社が売られ、東電が安い。
オリエンタルランドはJPモルガンによる投資判断引き下げで下落した。押し目買いを推奨するが、現状株価は概ねフェアバリュー水準と見ている。
マースグループは第3者割当による新株予約権を発表し急落した。
業種別上昇率上位は精密、医薬品、紙パルプ、繊維、ガラス土石で、下落率上位は海運、銀行、鉱業、建設、鉄鋼。(W)