6月14日の米国株式市場でNYダウは7日振りに反落。ナスダックは5日続伸。
FOMCは政策金利の据え置き(5.00~5.25%)を決めたが、FOMCメンバーによる2023年末の政策金利予測は中央値が5.50~5.75%だったため、年内に0.25%の利上げが2回想定されていることになる。
医療保険のユナイテッドヘルスは最高財務責任者(CFO)が、行動障害に関する医療サービスを求める人や、人工関節置換術などの手術を受ける患者が増えていると説明した。
コロナ禍で緊急性のない外科手術の多くが延期されたが、今になって膝や腰の手術を行う人が大きく増えてきている様子で、医療保険会社にとっては支払い増加が警戒され、ユナイテッドヘルスとヒューマナが売られた。
一方、人工関節のストライカーは買われた。
ナスダックではテスラが14日ぶりに反落となったが、エヌビディアは5日続伸だった。
NYダウ工業平均は前日比232ドル(0.68%)安の33,979ドル。ナスダック総合指数は前日比53ポイント(0.39)高の13,626。S&P500指数は前日比3ポイント(0.08%)高の4,372。
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルス、ボーイング、ディズニーなどが売られ、ナイキやインテル、ウォルマートなどは買われた。上昇は13銘柄、下落は17銘柄。