大引けの日経平均は18円高の3万3,388円、TOPIXは6ポイント安の2,283ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は777、下落銘柄数は972。出来高は13億1,827万株、売買代金は3兆8,952億円。
欧州株安と香港株安を受けて、日経平均は一時281円安となったが、1ドル=142円台の円安を受けて下げ幅を縮め、大引けにかけて小幅高に浮上した。
バークシャーの買い増しが判明した5大商社株は買われた。4社で保有比率が8%を超えたが、2020年8月末に発表した資料では、9.9%まで買い増す可能性に言及していたため、まだ買い増し余地があると期待された。
その他、為替前提が1ドル=115円のソシオネクスト(6526)が上昇した。
経産省がスパコン増強支援で、さくらインターネットは高騰が継続した。
アドバンテストやディスコ、ロームが高い。
一方、東京海上を始めとした損保株はカルテルの疑いで売られた。
携帯事業で赤字が続く見通しの楽天は安値更新。
東京製鉄は中国などアジアからの安価や輸入品に対抗するため、7月から鋼板類と異形棒鋼を値下げすると発表したため、下落した。
業種別上昇率上位は卸売、金属、海運、空運、小売で、下落率上位は保険、鉄鋼、電力ガス、証券、銀行。(W)