ホロスHD(5839)が7月21日、スタンダードに新規上場する。
総合生活支援業を志向しており、傘下に保険代理店の「ホロスプランニング」、土地バンクリース事業の「ジェー・ピー・ディー清水」、教育研修・マーケティング事業の「エルティヴィー」を抱える。
主力の保険代理店事業は200人を超える将来設計士が全国で日々保険募集活動をしている。訪問販売を中心に広域型の生損保乗合保険代理店で、複数の保険会社の商品を比較検討し、顧客に提案する。将来設計士とはホロスプランニングの社員で歩合給の保険募集人をブランド化したもの。お金、保険、健康、コミュニケーションなどあらゆる分野で人生の達人でありたいと思うファイナンシャルプランナーのことで登録商標。
土地バンクリース事業は近畿地方を中心に農地などの土地保有者から遊休土地を借り受け、土地活用価値を高めた上で運送事業者などの大口ユーザーに転貸を行う。また、将来設計士が不動産活用を希望する個人や事業用の土地を探している法人顧客を橋渡ししており、両事業で相乗効果が出ている。
教育研修は金融機関の富裕層に特化した営業部門などを対象。マーケティング事業は保険契約管理システムなどを展開している。
今後、将来設計士の採用増や組織営業を拡充。IFA事業やヘルスケア領域など新規領域への参入強化も図っていく。配当性向は40%程度を目安としている。
2023年7月期の業績は売上高66億9,500万円(前期比24.6%増)、営業利益6億6,900万円(同83.2%増)を見込んでいる。(HS)
概要
●JPX事業内容=保険代理店事業を中心とする企業グループの持ち株会社
●本社=京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町659
●代表者=堀井計代表取締役社長
●設立=2014年2月
●上場前資本金=4億8,989万5,000円
●発行済み株式数=334万9,600株(上場時)
●筆頭株主=TKTH投資事業有限責任組合(上場前48.14%)
●売出株式数=154万8,400株(ほかにオーバーアロットメントで23万2,200株)
●仮条件=7月4日に決定
●ブックビル期間=7月5日から11日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、みずほ、岡三、アイザワ、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、岩井コスモ、楽天
業績推移(連結)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2021.7 | 7,185 | 575 | 104.77 | ― |
2022.7 | 5,372 | 358 | 71.41 | 175 |
2023.7(予) | 6,695 | 624 | 114.05 | 45.62 |
※単位100万円、1株利益は円 |