大引けの日経平均は160円安の3万2,538円、TOPIXは6ポイント安の2,253ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は702、下落銘柄数は1,049。出来高は12億2,720万株、売買代金は3兆4,387億円。
日経平均は4日続落。引き続き四半期末のリバランスによる売りが警戒されたが、3万2,300円の水準では下値抵抗を見せた。
アドバンテストは4日続落で、三菱商事と丸紅は3日続落となった。
国税庁のタワマン節税防止で住友不動産などの不動産株が安い。
そーせい(4565)はストップ安となった。提携先のファイザーが、肥満治験薬「ロティグリプロン」の開発を中止した。被験者の肝臓の酵素レベルが上昇したことが理由。
なお、ファイザーでは、もう一つの肥満治験薬の「ダヌグリプロン」の開発は継続する。
一方、1ドル=143円台の円安に伴い、ドル建て運賃収入の海運株は買われた。
JSRは続伸となり、オリエンタルランドやNTTや任天堂が上昇した。
日本航空とANAはジェフリーズによる新規「BUY」が好感された。日本へのインバウンド旅行が両社の収益に恩恵をもたらすと述べ、日本の航空会社はジェフリーズが調査対象とする他の航空会社の中でトップ・ピックと紹介した。
業種別下落率上位は医薬品、精密、不動産、卸売、食品で、上昇率上位は海運、石油、空運、その他製品、銀行。(W)