TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 円高を受けもみ合いに。SUMCOが買われ、トヨタと医薬品は安い
速報・市況2023年7月11日

☆[概況/大引け] 円高を受けもみ合いに。SUMCOが買われ、トヨタと医薬品は安い

大引けの日経平均は13円高の3万2,203円、TOPIXは6ポイント安の2,236ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は718、下落銘柄数は1,026。出来高は13億3,223万株、売買代金は3兆1,719億円。
米国株反発を受けて、日経平均は朝方高かったが、米国のインフレ期待低下で米国金利が低下し、ドル安円高が進んだため、もみ合いとなった。
SUMCO(3436)はシリコンウエハーの新工場建設に対して経産省が750億円の補助金を出すことで買われた。
三菱自動車はCLSA証券が投資判断を引き上げた。円安や日本と北米での好調が利益を押し上げると予想している。
一方、ソシオネクストは続落となった。
トヨタはモルガン・スタンレーが投資判断を引き下げた。6月13日公表の全固体電池など複数の新技術適用は、BEV(バッテリー式電気自動車)出遅れ懸念に一矢を報いた。ただ、BEV時代における競争環境の厳しさに変わりはないと指摘している。
第一三共やエーザイなどの医薬品株が売られ、ウエルシアは減益決算で大幅安となった。

業種別上昇率上位は水産農林、金属、精密、鉱業、サービスで、下落率上位は輸送用機器、電力ガス、医薬品、保険、空運。(W)

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