大引けの日経平均は402円高の3万2,896円、TOPIXは26ポイント高の2,278ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,616、下落銘柄数は179。出来高は12億4,033万株、売買代金は3兆2,189億円。
植田日銀総裁が18日に「基本的に、持続的・安定的な2%のインフレ達成というところにまだ距離がある、との認識がまだまだある」と述べたため、イールドカーブコントロール(YCC)の修正観測が後退し、円安方向に向かい、日経平均は高値引けとなった。
上海航運交易所がまとめた14日付のアジア発北米西岸向けのコンテナ運賃が年初来高値を記録したため、川崎汽船などの海運株が高い。
日産自動車は来期以降、配当性向を30%に戻す意向が報じられたことで買われた。
メルカリは大和証券が目標株価を引き上げた。
パーク24は月次売上が好感された。
日銀の金融政策を巡り、不動産株は堅調となり、銀行株はさえない。
ファーマフーズ(2929)は通期の営業利益予想を大幅上方修正したため、株価は高寄りしたが、売上高予想については下方修正していたので、利益はコスト抑制によるもので、成長路線は頭打ちという見方から急落となった。
業種別上昇率上位は海運、輸送用機器、証券、鉱業、不動産で、下落業種はなし。(W)