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コラム2023年7月25日

【本日のマーケット】7月25日(火)

7月25(火)のマーケット                                                                   

7月24日の米国株式市場でNYダウは11連騰を記録。バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースが買われた。石油会社のシェブロンは4~6月期の暫定決算で1株利益がアナリスト予想を上回ったことで上昇した。映画館のAMCエンターテインメントは優先株ユニット「APE」を普通株に転換する計画を巡り、修正案を裁判所に提出したことで大幅高となった。NYダウは前日比183ドル(0.52%)高の35,411ドル。ナスダックは反発。電気自動車のテスラはマレーシアで受注を開始しているが、米中以外での売上高増加を受けて反発した。リビアン・オートモーティブも高い。NASDAQ総合指数は前日比26ポイント(0.19%)高の14,058。S&P500指数は前日比18ポイント(0.40%)高の4,554。

米FOMCを控え、様子見姿勢だったが、終盤下げ幅を縮めた。中国共産党政治局の「不動産政策の最適化」声明を受けて、香港株と上海株が反発したことが下支え要因。SOMPOはビッグモーターへの出向が問題視され売られた。レーザーテックは業績上方修正と増配予想を発表したが寄り付き高値で伸び悩んだ。ソシオネクストは日経平均への採用期待。三菱自工が高い。Wスコープは米国インフレ抑制法による補助金需給期待。チタン関連が上昇。

スタンダード市場では、川岸工業が業績上方修正で買われ、両毛システムズは第1四半期好決算で上昇した。構造物検査のERIが高値更新。Jエスコムは子会社によるJVCケンウッド・ビクターが配信予定のゲーム事業に参画で大幅高。ジーデップが反落し、ぷらっとホームは大幅反落。

グロース市場では、ベースフードが売られ、Ridge-iとバルミューダが安値更新。EDPは経産省が半導体基板としてのダイヤモンドの輸出許可を出したため一時ストップ高。アパグループへの入居者アプリのスマサポが再び買われた。LeTechは業績上方修正と復配で急騰した。

チャート上では、長めの下ヒゲを伴う実体線の短い陰線。5日移動平均線(3万2614円)がサポートとして機能したが、25日移動平均線(3万2810円)は捉えられず。レンジ内の狭い動きに終始した。

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夏枯れ払う「8月高習性」銘柄に注目
日本証券新聞7月26日(水)紙面1面TOP記事掲載

4月山洋電、7月コスモス薬に続くのは…

7月相場も残り4営業日となった。米国では6年半ぶりのニューヨークダウ11連騰(24日現在)が話題だが、日本でも、仮に「7月の日経平均」がプラスで終われば、1972年以来の「年初来7カ月連続高」ということになる。現状では、6月末(3万3,189.04円)超えは少々ハードルが高そうだが、今週は米国主要ハイテク企業決算発表や日米欧金融会合などイベントラッシュとなるため、展開次第では上にも下にも放れ得る状況にある。

もっとも、ここではむしろ8月相場に関心を寄せてみたい。過去の8月の日経平均は10年間で5勝5敗、20年間で10勝10敗、30年間で14勝16敗、40年間で20勝20敗と、どこまで遡っても“可もなし不可もなし”の様相。四半期決算発表以外のイベントに乏しく(注目されるのは24~26日のジャクソンホール会議ぐらい)、米国債の償還・利払い月とあって、円高・ドル安習性も指摘される。夏枯れ商状に陥りやすい月と言えようか。

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今日の市況概況
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7月25日(火)☆[概況/大引け]

終盤下げ幅縮小。米政権がオピオイド危機対策で中国政府の協力を得るためとWSJが報じた

大引けの日経平均は18円安の3万2,682円、TOPIXは4ポイント高の2,285ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,075、下落銘柄数は686。出来高は14億4,079万株、売買代金は3兆877億円。
25日~26日の米国FOMCと27日~28日の日銀金融政策決定会合を控え、日経平均は反落したが終盤下げ幅を縮めた。

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