7月28日の米国株式市場は反発した。
6月の個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターは前年同月比4.1%上昇と5月の4.6%上昇から鈍化し、市場予想の4.2%上昇を下回った。
4-6月期の雇用コスト指数は前年同期比4.5%上昇と、1~3月期の同4.8%上昇から鈍化した。
インフレ圧力が和らいだという見方から利上げ継続という見方が後退した。
P&Gは値上げ効果で4~6月期の売上高がアナリスト予想を上回ったことで買われた。
ナスダックでは、NYダウにも採用されているインテルが、4~6月期の1株利益はアナリスト予想の赤字に反して黒字となり、7~9月期の会社見通しもアナリスト予想を上回ったために上昇した。
動画配信のロクは4~6月期の1株利益の赤字がアナリスト予想よりも小さく、7~9月期の売上高見通しもアナリスト予想を上回ったために急騰した。
NYダウ工業平均は前日比176ドル(0.50%)高の35,459ドル。ナスダック総合指数は前日比266ポイント(1.90%)高の14,316。S&P500指数は前日比44ポイント(0.99%)高の4,582。
NYダウ採用銘柄はインテル、P&G、マイクロソフトなどが買われ、ウォルグリーン、シスコシステムズ、トラベラーズなどが売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。