TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 円安を受けて反発。ソシオネクストが急騰。ソフトバンクGやトヨタ、三菱商事、日立が高い
速報・市況2023年7月31日

☆[概況/大引け] 円安を受けて反発。ソシオネクストが急騰。ソフトバンクGやトヨタ、三菱商事、日立が高い

大引けの日経平均は412円高の3万3,172円、TOPIXは31ポイント高の2,322ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,526、下落銘柄数は279。出来高は19億9,793万株、売買代金は5兆1,035億円。
先週28日に日銀は長期金利の上限を0.5%から1.0%に引き上げたが、その後の米国でPCEデフレーターや雇用コスト指数が市場予想を下回り、インフレ圧力が鈍化したため、金利低下と米国株高を受けて、円は売られた。
週明けも円安の地合いを維持したため、日経平均は642円高の3万3,402円となったが、時間外取引で米株先物が値下がりとなったため、後場は上げ幅を縮めた。
BNPパリバ証券では、日銀は来年4月には、高めの賃上げにより安定的な2%インフレの達成が見込まれたと判断し、マイナス金利を撤廃すると予想しているが、巨額の公的債務を抱える中で、長期金利の急騰を避けるために、国債購入は継続し、国債管理政策からイールドカーブコントロールそのものは撤廃しないと予想している。
本日の相場はソシオネクストが大幅増益で急騰した。
エンプラス(6961)は減益決算だったが、光通信関連レンズの需要が増加し、生成AI拡大の恩恵を受けていると説明したためストップ高となった。
ソフトバンクグループやトヨタ、三菱商事が買われ、日立は野村証券による目標株価の引き上げが好感された。
一方、キーエンスはアナリスト予想を下回ったことで売られ、商船三井は株主還元の拡充がなったことが失望された。

業種別上昇率上位は精密、輸送用機器、鉄鋼、電力ガス、卸売で、下落は海運、空運、金属、鉱業。(W)

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