大引けの日経平均は304円高の3万3,476円、TOPIXは14ポイント高の2,337ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,064、下落銘柄数は710。出来高は16億7,854万株、売買代金は4兆3,076億円。
7月31日に日銀が臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施し、急激な金利上昇を抑える姿勢を示したことから円が売られ、1ドル=142円台の円安となった。
日経平均は続伸となり、トヨタの決算も好感された。
トヨタ(7203)は半導体不足改善に伴う生産台数の増加と値上げ効果が利益をけん引し、第1四半期決算は営業利益が1兆1,209億円(前年同期比93.7%増)となり、アナリスト予想平均の8,803.2億円を上回った。
ソシオネクストが大幅続伸となり、生成AI拡大で光通信関連レンズの需要が増加のエンプラスは2日連続ストップ高となった。
村田製作は第1四半期が大幅減益だったが、アナリスト予想を上回ったため業績底入れ期待から買われた。半導体メモリーに続いて、電子部品も在庫整理が期待された。
東北電力は未定としていた通期の経常利益予想と配当予想が、アナリスト予想を大きく上回ったことで上昇した。
反面、金融政策の正常化期待が後退したため、銀行株は売られた。
キーエンスは続落となり、ファナックは3日続落。
双日とベネフィットワンは大幅減益決算で売られた。
業種別上昇率上位は電力ガス、海運、輸送用機器、医薬品、鉄鋼で、下落は銀行、保険、サービス、化学。(W)