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速報・市況2023年8月24日

☆[概況/大引け] ジャクソンホール会議前のポジション調整で後場は一段高

大引けの日経平均は276円高の3万2,287円、TOPIXは9ポイント高の2,286ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,154、下落銘柄数は610。出来高は11億1,050万株、売買代金は2兆9,084億円。
米エヌビディアの決算と売上見通しがアナリスト予想を上回り、四半期売上高を大きく上回る自社株買いも発表したため時間外取引で買われ、東証ではレーザーテックや東京エレクトロンなど半導体関連が物色された。
アドバンテストも買い先行で始まったが、利食い売りで買い一巡後は上げ幅を縮めた。
FRBの経済シンポジウムである「ジャクソンホール会議」を控え、前場の日経平均は上げ幅が限定的だったが、金融引き締め長期化観測の後退に期待した買いやポジション調整の買いが入り、後場は一段高となった。
半導体関連に加え、ソフトバンクグループや国産クラウド関連のさくらインターネットが買われ、鹿島や大林組などの建設株も高い。
一方、ソシオネクスト(6526)は野村証券がレーティングを「「Buy」→「Neutral」に下げたため売られた。独自のソリューションSoCモデルは強固で中長期的な成長力評価に変更は無いが、新規上場後の10カ月で株価は4.5倍となり成長力は概ね織り込まれたと指摘している。

業種別上昇率は鉱業、建設、石油、情報通信、証券で、下落はゴム、輸送用機器、その他製品、空運、陸運。(W)

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