8月30日の米国株式市場は4日続伸。
ADPによる8月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数は17万7千人増加し、市場予想の19万5千人増を下回った。
第2四半期の実質GDPの改定値は、年率換算で前期比2.1%増と、速報値の2.4%増から下方修正された。
FRBによる追加利上げ観測が後退し、株式は買われた。
ただ、利食い売りでNYダウは小幅安となる場面もあった。
顧客管理ソフトのセールスフォースは第3四半期(8~10月)の売上高見通しがアナリスト予想を上回ったことで買われた。
ナスダック上場でNYダウ採用のアップルは、9月12日に「iPhone15」と次世代スマートウオッチ「Apple Watch」を発表することで買われた。
NYダウ工業平均は前日比37ドル(0.11%)高の34,890ドル。ナスダック総合指数は前日比75ポイント(0.54%)高の14,019。S&P500指数は前日比17ポイント(0.38%)高の4,514。
NYダウ採用銘柄はアップル、セールスフォース、ホームデポなどが買われ、3Mやアムジェン、ハネウェルなどが売られた。上昇は19銘柄、下落は11銘柄。